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2000年前後に流通していた旧々々（3世代前）ボトルです。今考えると、この頃のスプリングバンクは非常に魅力的な味わいでした。ただ当時は、一部を除きシングルモルト全体が美味しい時代だったので、自分にとってはスプリングバンクは特段目立った存在ではありませんでした（この頃のマッカランも本当に濃厚でしたね。でも初めてマッカランを飲んだ時はシェリーの濃い味が合わず、一時遠ざかっていたことがあるので、もったいないことをしました　笑）。その魅力的な時代のスプリングバンクです。香りは焼き立てのクッキー、焼き栗の香ばしさや黄桃のような妖艶な甘い香り、そして柔らかいピート。味は麦のしっかりとした甘みから熟した桃や杏の甘味へ。スプリングバンクらしいソルティーさもあり、スパイシーな魅惑的な味へ変化していきます。現在のスプリングバンク10年もバランスがとれていますが、これは更に濃厚なレベルでバランスが取れていて、モルトの香水と言われた時代の片りんを感じます。また、一般的に濃厚な味わいは飲み疲れするのですが、これはそれがなく気が付くと何杯も杯を重ねる魅力があります。ボトルオファー用紙もお付けします（写真8、9枚目です）。今でこそ大人気のスプリングバンクですが、少し前まであまり人気が無く、2010年以前は更に人気がありませんでした。そのせいか2000年前半くらいまでの並行品にはこのようなオファー用紙が入っていました。余りにもスプリングバンクが売れないので、少しでも商品を購入して欲しいことから各ボトルにオファー用紙を入れていたのです。今となっては、スプリングバンクの苦難の歴史を物語っている貴重な資料とも言えます。市場にはほとんど出回らない商品なだけに、この機会にいかがでしょうか。未開封・箱あり・700ml・46％ラベルは大丈夫ですが、箱には汚れがあります。画像で確認をお願いします。日が当たらない冷暗所に縦置きで保管していました。自宅保管なので、その点をご理解の上購入をお願い致します。諸般の事情により、急に削除する可能性がありますので、ご了承ください。